2005年12月07日
●ニートサポートナビは本当にニートを救うのか?
「ニートサイト」が増えたな、とネット上にニートサイトを見ていると、「ニートサポートナビ」というサイトを発見。
このサイトはニート・フリーターなどの状態にある本人および家族・関係者を支援し、応援する目的で運営しています。
このサイトを通じて、ひとりでも多くの方々の悩みが軽減され、豊かな人生を送ることができるように最大限のサポートをいたします。
だそうです。
でも、広告掲載は募集してます。
カウンセリング・人材紹介・資格取得・・・裏にクライアントの顔が見え隠れしてます。
運営会社は、株式会社シンクプロジェクト。
NPOではなく、株式会社なんです。
ニートの数はどんどん増え続けています。
そして、数が大きいということは、それはマーケットになるということ。
ニートは金銭的に裕福ではないかもしれませんがニートの後ろ盾になっている両親らはお金がないわけではないです。
野村総研が「萌え市場は4400億円の市場価値がある」、と述べたのと同じように、ニート市場の算出をしてるのかもしれません。
ただ個人的には、あまり好きになれないサイトです。
2005年12月01日
●ニートの心理学/「進化」したアダルトチルドレンにいかに対処するか
内容としては、悪くはない。ただ、「ニート本」であるかと言われれば、若干違う気がする。
アダルトチルドレン(AC)の心理学が主になっていて、ニートを取りあえげているのは、前半の一部のみ。それも申し訳程度に書いてあるだけ。
ニート・ひきこもりということばが流行する前には、「アダルトチルドレン」ということばが、いわゆる若者論の最前線だったように思う。
エヴァンゲリオンが流行った頃、自分探しという宗教のような物語があり、そこに若者は熱狂した。
著者の論では、かつてのアダルトチルドレンがニートになっていると述べているが、まったく違う。
サンプルとしてとりあえげられたニートの男性も、ただ母親との関係の中で、転職を繰り返すただのアダルトチルドレンで仕事をしようとする意思はあるし、実際に短いながらも働いてはいる。
※
と、タイトルに違和感を感じながら読み終えたところ、巻末に「アダルトチルドレンの心理学―なぜあなたは大人になりきれないのか?」を加筆し、文庫本化したという一行がある。
本文中で、いかがわしいアメリカの心理学のノウハウを持ち込む人々を否定していたが、このような販売手段については何も思わないのだろうか?
ニートとつければ売れるから、それでいいのか?
やっぱりこの本もただの便乗本といわざるを得ない。